9月4日(日)に足立区梅田地域学習センターでワークショップを行いました。
こちらの講座はSDGsについて学んだり、リサイクルを啓発する施設「あだち再生館 」の企画です。
8組の小学生と保護者の方が来てくださいました。
あだち再生館ではワークショップだけではなく、学びの時間がセットされています。
今回は金属のリサイクルということで、【金のリサイクル】をテーマに都市鉱山についてお話しさせていただきました。
都市鉱山と呼ばれる電化製品のスクラップごみの中に金がたくさん眠っているんです。金属はリサイクルの優等生、何度でも同じ品質で再利用することができます。
紀元前から世界中の人々を魅了し続けてきた金、長く富の象徴としての利用が主でしたが、現在は工業製品になくてはならない素材となっています。ですから埋蔵量も少なくなりつつあり、値段もどんどん高騰しています。そこでリサイクルが推進されているんです。
日本の都市鉱山の埋蔵量は、世界一の埋蔵量を誇る金鉱山を持つオーストラリアや南アフリカと同等レベルなんです!しかも都市鉱山から金を取り出すと、本物の鉱山から取り出すのに比較してずっと環境に優しいのです。
金鉱山の金鉱石1トンから採れる金は約5gと言われていますが、都市鉱山の家電ごみ1トンからは280gの金が採れるそうですよ。
東京オリンピック2020では、都市鉱山の金や銀、銅を使ってすべてのメダルを作ったそうです。
さて、そんな講話のあとにさっそくキーホルダーを作っていただきました。
真鍮に刻印を打って、オリジナルのキーホルダーを作ります。
失敗しないように何度も何度も練習して、本番の板に打ちます。
お気に入りのキーホルダーができたかな?